血が騒ぐ [好物]
注：本日はとてもマニアックな話題です。
今、気になって仕方ない事がある。
明日のNOAH東京ドーム大会の事だ。
実をいうと、私はプロレスが大好きなのだ。
結婚してからは殆ど観に行く事がなくなったけれど、独身の頃は、
後楽園ホールや日本武道館にどれだけ通っただろうか。
結婚する前につき合っていた彼もプロレス好きだったので、デート
スポットのひとつでもあった。
小さい頃から女の子だけど、プロレスを観るのが好きだった。
女子プロも流行っていたしね。
でも、反則とか流血とかリングアウトとかが大嫌いで、TVを
観ながら、「真剣にやれよ！」っとゲキを飛ばしていた。
初めて会場に観に行ったのは、全日本プロレスだった。
確か場所は東京都体育館。
派遣先の会社の男性社員の方に連れて行ってもらったのだが、
かなり良い席で、花道にも近かった。
ブッチャーが入場して来た時、ドドドッとお客さんたちが花道の
方に集まっていった。私も流れに乗って花道へ…。
隣のヤツがブッチャーに触ろうとして、ブッチャーが振り払う
ように手を伸ばした先に私の右手があった。
きゃ〜！
「ブッチャーに爪で引っ掻かれた〜。」
何だかそんな事も素敵な思い出。
その会場で、私は今後ますますプロレスにハマってしまう運命の
出会いをしてしまうのだ。
『二代目タイガーマスク』との出会い。
初代タイガーマスクと漫画のタイガーマスクが好きだった私は、
この二代目が嫌いだった。
（登場音楽が格好悪いし、二番煎じって事が許せなかったのだ）
試合が始まっても、あまりアツくなって観ていなかった。
が、試合の中盤で、突然タイガーマスクがパートナーにマスク
のヒモを緩めるよう要求をした。
「この人何やってるんだろ？」
どんどんずれていくマスク。
おいおい、マスクマンだろ？？
何考えてんだ？？？
ウォォォ！！！
タイガーマスクは自らマスクをはぎ取り、会場は三沢コールに包
まれた。
あまりそれまで全日本プロレスを観ていなかった私は、タイガー
の仮面をかぶっているレスラーに対しての予備知識がまるでなかった。
「かっ、かっこいい！！」
別にいい男ではないと思うけど、その時、乙女な私がそう叫んだ。
恋に落ちてしまったような感覚。
それからずっと、熱狂的な三沢ファン。
結婚しても何回か会場に行ったけれど、どうも元旦那だったヤツに
観察されてるようで、思い切り楽しめなかった。
（会場では別の私が登場するのです…。）
遂に離婚もしたし、これで本当に観に行く事がなくなりそうだ。
女の友だちはつき合ってくれないし、一人で行く勇気がない。
でも、気になる。
勝手に気にしてる。
私が行かなきゃいけないんじゃないかと勝手に思っているのだ。
だって、私が観に行って、三沢は殆ど負けた事がないんだもの。
明日、三沢さんは川田さんと戦う。
何年ぶりだろう。見逃せない。
ケーブルテレビで放送するので、明日ほぼ生で観られるだろう。
でも、ナマで観たい。
メインイベントだけでもいいから東京ドームに行ってしまおうかと
私の心は千々乱れている。
勝利の女神になりたい。（かなりトウがたってるけど…）
